朝、早く起きたので駅まで散歩。
丁度、列車が到着し、学生さんっぽい人たちが沢山降りてきた。
ロッブリーにはそんなに大きな学校あるのかな?
散歩を終えて、宿に戻る。
今日は、今回の旅の目的でもあるシーテープ歴史公園まで行く。
宿に戻ると、オーナーが居たのでバイクを借りようとした。
そしたら昨日お願いした300バーツのバイクは今無いと言ってきた。
えー!だったら昨日、300バーツのバイク借りたいって言った時に教えてくれよー。
一番安いのは350バーツ/日だって。半日で半額にしてくれないか頼んでみたけど、1日単位しかやってないって。
近くに他のバイクレンタルあるかGoogleMapで見てみたけど・・・。無さそう。
うーん・・・困った。
オーナーがシーテープまでバスでの行き方を教えてくれた。
ロッブリーのバスターミナルからラムナライっと言うところまで行ってシーテープ行きのバスに乗り換えだって。
金額を聞いてみたらバイクレンタルよりはちょっとだけ安そう。
うーん・・・どうしようか・・・。
悩んだ末に、バスで行ってみることにした。理由としてはバスで行ったっていう情報がネットに無くて、どうせだったら私がバスで行ってみた方法をブログとかで情報共有しようかなーっと。
しかし・・・。これが間違いだったことに後で気づく。
今回の旅で一番ヘビーで一番思い出深い旅になるのはまだ知る由もなかった。
バイクレンタルは諦めて、まずはバスターミナルを目指す。
宿から数分歩いたところにある大通りを右に曲がって真っすぐだな。
大通りを曲がって2kmほどでバスターミナルだ。
通りを曲がったところで、一応このまま真っすぐ歩いて行けばバスターミナルに着くか近くのお店のおばちゃんに確認。
すると、そのおばちゃんはタイ語しか話せないらしい。バスとかって言葉ぐらいは分かったようだけど、私にそれを伝えられないらしい。
そしたら、そのおばちゃんが、隣のカフェに入っていった。どうやら英語話せる人を探してくれているようだ。
そしたら、カフェで休んでいた女子学生のグループから2人外に出てきてくれた。
2人はちょっと英語話せるみたい。
で、ラムナライに行きたいだけど、バスターミナルってここ真っすぐでいいの?
って聞いたらそうだよって教えてくれた。
ありがとう!って伝えて、歩こうとしたら2人が、「バスターミナルまで2kmもあるよ?遠いよ!」って。
そして、「ソンテオだったら10バーツで乗れるからソンテオで行った方がいい!」って教えてくれた。
うーん。でも2kmだったら大丈夫だよ。歩いて行くよって伝えたら、呆れてた。笑
バスターミナルに向けてテクテク歩き始める。
すると、1台のソンテオが私の横をゆっくり並走して走ってる・・。多分、私が乗るのか?って思ったみたい。
無視して歩いてたらスピードを上げて走り去っていった。
10バーツ(約40円)かー、今体力を消耗するより40円でソンテオ乗った方がいいか。
そしたら、たまたま私の前にソンテオが停まった。ちょうどそこで降りる人がいたようだ。
その人が降りたあと、ソンテオに近寄って「バスターミナルまで行く?いくら?」
と聞いたら「6バーツ(約24円)」だって。
少し歩いたから安くなったかな?じゃー、ソンテオに乗ろうってことで乗り込む。
ほどなくしてバスターミナルに到着。
料金を20バーツ札で払ったらおつり10バーツだけ渡された。
さっき・・・6バーツって言ったのに・・・。小銭も運転席の横に沢山あったからおつりが無いわけではないみたいだけど。
まー、少額なのでいっか。
バスターミナルの窓口に行きチケット100バーツ(約400円)で購入して、ラムナライ行きのホームを教えてもらう。
ホームは14番。バスではなくミニバンだった。
5分ほどでミニバンが到着したので、チケット見せて乗り込む。
ラムナライまでは1時間ほどかな?で到着した。
ラムナライのバスターミナルで降りて、シーテープ行きのバスチケットを購入。22バーツ(約88円)安っ!!
20分後ぐらいにバスが来るらしい。
バスターミナルの周りは何故か喫煙禁止の看板が山ほどある。バスターミナルの人か、近隣住民で相当タバコが嫌いな人がいるようだ。
バスターミナルから少し離れたところで、一服。
ベンチで座って待っていると、どうやら同じ方面のバスに乗るらしいおばちゃんが居て、どこに行くの?みたいなこと話してきた。
タイ語だから勿論、分からない。シーテープの写真をスマホで見せて、「シーテープ」って言ったら
あー、そこに行くのかい。ここに来るバスで行けるよって言ってるみたい。
シーテープ行きのバスが到着したので、乗り込もうとしたら、超不機嫌そうな女性助手が、「まだ乗るな!」って。
なんだよ・・・この女性・・・。
降りる人の人数数えて、乗る人の人数も数えているみたい。でも、そんな形相で怒らなくてもいいと思うんだけどね。
ラムナライからバスに乗り込み、いざシーテープを目指す。
スマホの地図を見てたら、そろそろだなーって思った時、バスターミナルで話をしたおばちゃんが。
この子、シーテープに行くって言ってるけど、公園まで行くよね?みたいなこと言ってるみたい。
そしたら、不機嫌な助手が、「ここが降りる場所だよ!」って。
おばちゃんは私の顔みて申し訳なさそうに「ここで降りるんだって・・・」って教えてくれた。
シーテープ公園まで行くって言ってたじゃん!騙された。
いや、おばちゃんもそうだけど、宿のオーナーにも騙された・・・。
考えてみたんだけど、どうやら宿のオーナーは、ただシーテープと言う町までの行き方を教えてくれたみたい。
宿のオーナーにも写真見せたんだけどなー・・・。世界遺産にはなったけど、地元民にもまだまだマイナーな観光地らしい。
降ろされたところにはバイタクのおっちゃんが1人居て、さっそく営業してきた。
私はここに行きたいって、スマホでまた写真を見せる。
往復で200バーツだって。高い・・・。350バーツのレンタルバイクを断念した私が納得すると思うのか?
まー、バイタクのおっちゃんはそんな経緯は知らんと思うけどさ。苦笑
料金の交渉するが・・・。折り合わない。Grab見せたらGrabと同じ料金でいいって言ってくれたけど・・・。
150バーツで往復してくれるって言ったけど・・・。お前が公園から帰るときに電話してくれ迎えに行くって言ってくれたけど私のSIMカードはデータオンリーなのよ。
おっちゃんとすったもんだしてたら、おっちゃんが「まー、ちょっとそこのカフェでコーヒー飲みながら話そうや」って。
いや、時間がもったいない・・・。っと言うかこの調子だと最悪、帰りも時間かかると思ったし。
でも、ここまで来たら本当に自力で行ってやる!
おっちゃんとはそこでさようなら。
公園までは1kmほど先の大きな交差点を右に曲がったらそのまま真っすぐ。
まずは、そこの交差点まで行こう。そして奥の手のヒッチハイクだな。もう、腹くくったわ。笑
交差点まできて、ヒッチハイク開始。交差点から公園までは10kmほど。歩くには辛すぎる。日が暮れちゃうよ。
交通量はちょろちょろあるんだけど・・・誰も停まってくれない。
運転手は、私の方を見てはくれるんだけど・・・。停まってくれない。
10分ほど、そこでヒッチハイクしたかな。そしたら、目の前の建物からバイク乗って出てきた、おばちゃんがいた。
私が行こうとしている方面に走り出そうとしていたので、またスマホ見せて「ここ行きたいんだけど・・・」って話した。
おばちゃんは「ごめんねー他を探して~」っとつれない返事。
また、気を取り直して、親指を上にあげてヒッチハイク再開したら、おばちゃんが自分のバイクのシートを叩いて
「いいわ、連れて行ってあげる」って。言葉分からないけど、多分そんな意味。
「コップンカーップ(ありがとう!)」って言って乗せてもらう。
なんて、いいおばちゃんなんだろう。ラッキーだなー。
後ろの席でスマホの地図を見てたら、そろそろだな。道の看板も”Sri Thep Historical Park”って看板が出てきた。
そしたら、おばちゃんは公園手前で左に曲がった。
あれれ?どこいくのおばちゃん!って思って、おばちゃん!ちょっとStop Stop!って声かけて、一旦、停まってもらう。
そしたら、おばちゃんは「あんたが行きたいのはこの先だろう?」って言われて・・・。
うーん。もう、いっかおばちゃんが連れていてくれるところで降りよう・・・。
着いたのはカオクランノーク(Khao Khlang Nok)ってところ。
がっつりそこも遺跡だった。
おばちゃん!ナイスプレイだよ!ありがとう!
分かれる時に、ピサヌロークの宿のオーナーから貰ったバナナチップを上げたら、喜んでくれた。
おばちゃん、これからどこ行くの?って聞いたら、おばちゃんの行きたい方向じゃなかったらしく、また戻るって。
ほんと、感謝だよ。
ちなみに、カオクランノークは入場料無料。
その場所には、個人で来ている車も沢山あるし、大きなバスで来ている団体さんも沢山いた。
周りには綺麗なトイレもあるし、ちょっとしたお土産屋やアイスとか飲み物を売ってるお店もあった。
遺跡をグルっと回って、さて次はシーテープ歴史公園だ~!。
だけど・・・。地図で確認すると、2kmほど離れている。
はー・・・。ここは歩くしかないか・・・。団体客のバスに乗せてくれないかなー・・・。苦笑。
一人でとぼとぼ歩き始めたが、民家がちょっとあるけど、人が歩いてない・・・。
こりゃ、相当田舎だな。
歩いてたら、なんとそこにスクーターに乗った青年現る!
その青年はタイ語で何か言ってくるんだけど、分からない。
また、スマホで歴史公園の写真を見せるとわかってくれたようで、乗れって。
この青年、風貌はちょっとやんちゃで、ピンクの大きなサングラスで、耳には大き目のピアス。
ちょっと鼠先輩のような感じ。笑
やんちゃな感じだから・・・。公園まで着いたら金くれって言われるかな?もし、言われたらちょっとだけ払おう。
直ぐに、歴史公園に着いた。
青年は、お前の行きたかったところはここか?みたいに聞いてきたので、ここだよ!ありがとう!って言ったら。
私がバイクから降りたら、「じゃーね!バイバイ!」って帰っていった。
今日、2つ目のラッキーだな。
歴史公園の窓口でチケット(100バーツ。約400円)買って、入場。
公園内は広いからか、別料金で自転車レンタルとか、電動バイクの貸し出しがあった。
しかし、チケット代には公園内のトロリーバス?のようなものも含まれているので、私はそのバスに乗ることにした。
トロリーバスに乗り、何カ所か見物。
公園内は広いんだけど、見どころはって言うと・・・少ない。
けっこう崩れてしまっていて、原型をとどめているのは数カ所だけだった。
見学を終えて、公園の入り口まで戻ってきた。
さて、どうやって帰ろうか・・・。
公園の職員にどうやって帰ったらいいか聞いてみた。
そしたら、「あなたどうやってここまで来たの?」って逆に質問された。笑
バス停からヒッチハイクして来たって言ったら呆れてた。笑
職員も・・・困ったようだったけど・・・。私が来るときに降りた場所まで行ってバスに乗れって。
あー、やっぱりあそこまで行かないと乗り物が無いのか・・・。
また帰りもヒッチハイクか・・・。うまく捕まるかな?
と考えつつ、公園のゲートを出ようとしたら、駐車場を管理している?警備員に呼び止められた。
どうやら、お前どこに行くんだ?って言ってるみたい。
そりゃそうだよね。他の人は普通、駐車場に止めてある車の方に行くもんね?
私は、ラムナライまで帰りたいんだけど、ヒッチハイクでここまで来たから、またヒッチハイクして帰るんだって伝えたら
警備員が、驚いた顔して、「ちょっと待て!公園の誰かにバス停方向に行く奴いないか確認してやるから!」って。
お~~!ありがたい!今日3回目のラッキーだ!。
ちょうどゲート前に車を停めていた公園職員に警備員が話を付けてくれた。
その公園職員は英語も話せて、私に向かって、「ちょっと別の場所で仕事があるから・・・その仕事が終わるのを待ってくれたらバス停まで送ってあげるよ!」って。
勿論、待ちますよ。待たせていただきます!!
ということで、その職員の車に乗せてもらった。
職員の名前はデンさん。デニーって呼んでくれって言ってた。
ちょっと移動して彼の仕事が終わるまで、外で一服して待つ。
仕事が終わって、車に戻ってきて、じゃー、バス停まで行こうかって走り始めた。
デニーさんは週に3日、公園でガイドの仕事をしているらしい。
給料は、他の仕事よりいいって言ってた。
歴史公園には一日1000人~2000人ぐらいお客さんが来るそうだ。
今後、もうちょっと行きやすくなったらもっとお客来るだろうなー。
バス停まで着いたら、デニーさんがちょっと待っててバスの時間とかチェックしてくるからって言ってバス会社みたいなところに入っていった。
本当にありがたいなー。
デニーさんが言うには、ここからバスに乗って、サラブリーと言うところまで行き、そこでロッブリー行きに乗り換えろって。
バスは赤いバスだから間違えるなよって。
バスは17時に来るって教えてくれた。本当、人の優しさって心に染みるよ。
デニーさんの車の荷台にはバナナが枝に着いたまま乗っていて、おー!バナナだねって私が言ったら。
少しもってけってバナナまでくれた。
この、小さいモンキーバナナのほうが味が濃くて美味いんだよね~。
私が、お礼をしたいんだけど…何も持ってないよ…ごめんねって、言ったらそんなのいらねーよ!
また、シーテープにおいでって。
デニーさんにお礼を言って、そこで別れた。
バスが到着する時間まで、まだまだ時間があったので、近くにあるマーケットで軽く食事しよう。
考えてみたら、今日はまだ何も食べてない・・・。
屋台でから揚げ買って、ビールは売ってないの?って聞いたら、もう少し奥のお店で売ってるって教えてもらい
そこのお店でビール買ったのは良いんだけど、おじいちゃんがビール缶に付いていた氷を取ってくれた。
それはそれで良いんだけど、おじちゃんは今まで魚をさばいていたので、めちゃくちゃ生臭い。苦笑。
ビール買って、から揚げつまみにして飲んだ。
まだ、バスの到着まで1時間30分もあるが、乗り過ごすのも怖いし・・・。バスが来るところまで戻る。
さっきは、居なかったスイカ売りのおばちゃんが居た。
おばちゃんが「どこに行くの?」って聞いてきたのでロッブリーに帰るんだよって。言ったら
そうかい。この町で1晩泊っていけばいいのにって。
それもありなんだけどねー。今日の宿は予約済みだからなー。
スイカ売りのおばちゃんの働きを見ながら、タバコ吸ってたら、おばちゃんが「バス来たわよ!」って
あれ?デニーさんに教えてもらった時間にはまだ1時間も早いけど?
でも、バスの横に書いてある行き先みたら、サラブリーって書いてある。
いや・・・。ちょっと待て、ロッブリーとも書いてあるぞ。なんだー、ロッブリーからここまでこれるんじゃん!
スイカ売りのおばちゃんに、バスが来たのを教えてくれてありがとう!って言ってバスに乗り込んだ。
バスに乗ってから、一応ロッブリーに行く?って確認したら大丈夫だって。これで一安心。
乗換なしで帰れる。
バスの中でチケット買ったら87バーツ(約390円)
あれ?行きは100バーツで途中のラムナライまでしか行かなかったのに、87バーツでロッブリーまで直行か?嬉しいね。
もう、あとはロッブリーに着くまで、のんびりするだけ。
でも、バスに書いてあった行き先はサラブリーとロッブリーと両方書いてあったけど、どっちが先なのかな?
デニーさんはサラブリーで乗り換えろって言ってたから、サラブリーに先に着くのかな?
地図を見てみると、サラブリーもロッブリーも同じぐらいの距離。
間違えて違うところで降りないように注意しないとな。
運よく、先にロッブリーに着いた。今日何度目のラッキーだろうか?もう今年の幸運を全て使ってしまったんじゃなかろか?苦笑
行きと同じようにバスターミナルからロッブリーの駅方面にソンテオに乗る。
既に乗っていた乗客の学生に、駅で降りたいんだけど大丈夫だよね?
って言ったら、OK!OK!だって。安心。
そろそろ、駅かなーって思っていたら、その学生が降車ブザーを押してくれた。
あれ?駅前のロータリーまでは行ってくれないのね?
学生に、ありがとう!って言って、ソンテオ降りて明日のチケットをとるために駅まで歩く。
あっ!!さっきのソンテオの料金払うの忘れた!!
もしかして・・・あの学生さんが払ってくれたのかな?・・・。
東京だとバスでも先払いだから、どうも忘れちゃうんだよね・・・。苦笑
駅に着いて、明日のバンコク行きの列車のチケット買おうとしたら、システムがもうクローズしたので今日は買えないって。
明日、出発したい時間の1時間前に来てチケット買ってくれってことらしい。
さて、夕飯をゲットしないと。昨日、買った露店まで行ってみる。小食の私に丁度いい量だったので。
そしたら、その屋台、今日は出てなかった・・・。
でも、代りにひっきりなしに持ち帰りしにお客が来るお店を見つけて、そこでガパオを購入する。20バーツ(約80円)
あんだけ、みんな買ってたから美味しいのかな?
注文してからも、何人もバイクで取りに来る。注文はネットみたい。日本のウバーとかそんな感じかな。
こんだけ、売れているお店だったら期待しちゃうな。
私のガパオが出来上がったので、持ち帰って、勿論、昨日キンキンのビールを売ってくれたお店でビールも仕入れる。
答えは、美味かった!やっぱり、みんな舌が肥えてるんだね。
かぁ~~!今日は色々とトラブルもあったり、色んな人に助けられて濃厚な1日になったことに乾杯!!
きくね~!ビール。何故なら、ビールは大好き!
Beer is water of my life! だからね!
夕飯食べてから部屋に戻る。他のゲストが居たらデニーさんに貰ったバナナを一緒に食べようと思ったのに・・・。
今晩は残念ながら私一人だけ・・・。ボッチな夜。