俺の窓 (Ore no Mado)

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東京都がゴミ有料化を検討中?その背景と本当に効果があるのかを考える

最近、小池都知事が「ゴミの有料化」を検討しているというニュースが話題になっています。背景には、東京都のゴミ処分場があと50年で満杯になるという深刻な問題があります。そこで今回は、実際に有料化によってどれほどの効果があるのか、数字をもとに冷静に考えてみたいと思います。

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## ゴミ有料化の目的は「処分場の延命」

都がゴミの有料化を検討する理由は明確です。  
あと50年で処分場の容量が限界に達するとされており、ゴミの量を減らすことで延命を図ろうとしているのです。

実際に、八王子市ではすでに有料化が導入されており、ゴミの量が200トンから140トンへと約30%削減されたという実績があります。  
また、全国の65%の自治体ではすでに有料化が実施されているとのこと。

八王子市のゴミ袋の価格は以下の通り。


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## 有料化で処分場の寿命はどれだけ延びる?

八王子市の例を参考に、ゴミの量が30%減ると仮定して計算してみましょう。

- 現在の処分場の使用可能年数:50年  
- ゴミが30%減ると、処分場の寿命も30%延びると仮定  

50年 × 1.3 = 65年

つまり、有料化によって延命できるのはたった15年ということになります。  
果たして、この15年の延命のために都民全体が負担を強いられるべきなのでしょうか?

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## 都民の経済的負担はどれくらい?

仮に、1世帯が月に500円分のゴミ袋を購入すると仮定すると:

- 年間:500円 × 12ヶ月 = 6,000円  
- 50年間:6,000円 × 50年 = 30万円

東京都の人口を仮に1,000万人とすると:

1,000万人 × 6千円 = 600億円(1年)
1,000万人 × 30万円 = 3兆円(50年)

都民全体で見ると、50年間で3兆円の負担になる計算です。

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## 他の予算と比較してみると…

この3兆円という金額、他の都の予算と比べてどうなのでしょうか?

- プロジェクションマッピング事業:2年間で約48億円(2023・2024年度)  
- お台場の噴水整備計画:整備費 約26億4,000万円、年間維持費 1.5〜2億円  

これらと比較すると、ゴミ有料化による都民の負担は桁違いに大きいことがわかります。

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## ゴミ有料化の本当のメリットとは?

ここで改めて考えたいのは、「ゴミ有料化によって得られるメリットは何か?」という点です。

- 処分場の延命はわずか15年  
- 都民の負担は50年で3兆円  
- 飲食店や工場などの産業廃棄物も対象になれば、物価の上昇につながる可能性も

結果として、都民の生活を圧迫するだけではないかという懸念もあります。

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## 別のアプローチはないのか?

私個人の提案としては、東京都外から転入してきた人に対して、一定期間住民税を高く設定するという方法も検討に値すると思います。

東京はすでに人口過密状態。人が多ければゴミも増えるのは当然です。  
人口流入を抑えることが、根本的な解決につながるのではないでしょうか?

ちなみに、八王子市ではここ数年で人口が減少に転じています。

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## 技術開発への投資という選択肢

ゴミの削減には限界があります。人間は衣食住を営む以上、ゴミは必ず出ます。

それならば、たとえば:

- ゴミを圧縮する技術  
- フリーズドライのように粉末化する技術  

といった処理技術の開発に予算を投じる方が、長期的には有効ではないでしょうか?

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## 最後に:無料化を維持している自治体にも注目を

「65%の自治体が有料化しているから、東京都も有料化します!」という発想ではなく、  
残りの35%、無料化を維持できている自治体の工夫にも目を向けるべきだと思います。
もし、実施するのであればせめてゴミ袋は無税にして欲しいと思います。

皆さんは、どうお考えになりますか?